催眠のテクニックを恋愛に応用した実践マニュアル

急激な変化とニューロン・インプルーブ・コントロール

自己変革することに抵抗を感じない、柔軟性のある人がいます。そういう人は要注意です。

 

自分を変えることが苦にならないからといって、次から次へと考えを変えるのは良くないことです。

 

自分の考えが変わるということは、自分だけの問題ではありません。

 

周囲にも影響を与え、影響を受けた周囲の人も新しく変化を起こさなければなりません。

 

これは自明のことなのですが、誰でも人には家族を含め、周りの人に対応する器があります。

 

極端な話、日頃付き合いをしている人が、Aさん(近所の幼なじみ)、Bさん(信頼できる上司)、Cさん(会社で嫌がらせをする同僚)、Dさん(頼ってくれる後輩)、Eさん(自分を正当に評価する近所のおばさん)の5人とします。

 

もし、この中の1人が欠けたり、別人のように変身したら、人の心のバランスは崩れます。

 

なぜかというと、器というものは、常に100%満たされていないと安定しないからです。

 

失恋経験者ならば、恋人が突然姿を消したときを想起すればお分かりいただけると思います。

 

心に大きな穴が出来て、気持ちが不安定になったはずです。

 

これは相手との仲が親密であればあるほど器は大きくなって、その部分に穴が空くと、気持ちが不安定になる割合も大きくなってしまうのです。

 

前例がありました。

 

35歳前後のバツイチ同士で結婚した夫婦です。

 

夫が突然、「ビジネスで成功したい」と発言、無我夢中でビジネスについての猛勉強を開始しました。

 

関連書籍を収集、休日は成功者の講演会やセミナーなどに参加したりと、急に変身しました。もともと几帳面で集中力の強い性格の人間ですから、成功者の体験談を瞬く間に自分のものとし、実績を積み重ねます。

 

常識的に考えたら、夫のビジネスが順調で、収入が増えているのですから、妻は喜んで夫婦ますます円満となるはずです。

 

しかし、この夫婦は離婚に至りました。お互い意思疎通が不十分なままで急に人生の方向転換をすると、こうした不幸な事態が時として起こります。

 

方向転換があまりにも急激だと、周囲の人はその変化に同調できず、離散することはよくあることです。

 

他の事例としては、交際相手が新興宗教にのめり込んでしまい、破局したカップルがあります。

 

パートナーは相手を元に戻そうと懸命になりますが、すべての行為が無駄であることを悟り、「これですべては終り」と言って破局に至ることがよくあります。

 

他人の変化によって心が動揺した人は、器が変化を起こし、自分の心が同調するのを待つか、心の穴を埋めてくれる人を見つけるかのいずれかしかありません。

 

目先のことだけで接近したり、離れたり、そんな軽薄とでもいうかガラス細工のような男女交際では、別離となる確率が高いのです。

 

このような不幸な事態にならないように、男性との絆を強固なものにするためには、「男性の心が常に安定しているように、緩やかな変化とすべきです」

 

ちなみに、人間の器の収容能力には、限界があります。また、自分の器には、できるだけ多くのものを取り入れるべきです。

 

器には、いろいろあります。幸せの器、不幸の器、お金持ちの器、貧乏の器……。

 

この器を科学的に説明すると、脳の中のニューロンに関係しますが、専門的になるのでここでは省略します。