催眠のテクニックを恋愛に応用した実践マニュアル

無関係に近い相手から関心を惹くシネマ・テクニック

リードすることが大事であるならば、無関係に近い相手でも、気持ちを自分のものにすることができます。

 

「相手が自分に興味がない場合には、じれったくなる種を蒔くと相手は自分に接近する」というわけです。

 

映画やドラマの中によくある心理テクニックです。

 

恋愛ドラマの中などで、別れた恋人同士が町の中で偶然すれ違ったのに、お互いに気がつかず、そのまま離れるシーンがあります。

 

また、じれったい種を蒔かれたために、その世界にのめり込む現象は、他人との会話からも影響を受けることがあります。

 

電車内などで、「あの有名な映画監督、名前は?……。思い出した。スピルバーガー監督だ!」などの会話を聞いたら、「違います。それはスピルバーグ監督です!」と言いたくなります。

 

間違っているのに会話が進行したら、誰だってじれてきます。

 

聞き流している他人の会話なのに、じれったくなる素を作られるから、どうしてもその世界に引きこまれてしまいます。

 

電車に乗っている間は、その人たちの会話に惹かれてしまいます。

 

このシネマテクニックが無関係の相手との関係を作るための糸口になります。

 

もし、自分の勤める会社に気になる男性がいたとします。

 

男性は女性に関心がなかったとします。

 

その男性とたまたま飲み会で一緒になりました。

 

そこで女性は男性にわざと間違えたふりをします。

 

ただし、その際の話題は何でもいいというわけではありません。

 

男性の得意分野についての話題とすべきです。

 

たとえば、男性が株に熱心な人物であったとします。

 

女性が「株は、会社が倒産したら融資した分は紙くず同然でしょう?」というと、「株は基本的に融資じゃなくて投資ですよ」と反論されます。

 

ありきたりのうそを言うと、「誰かが教えてやるだろう」と、あきらめて接近してこない可能性があります。

 

それが、男性の知らない話だとか、男性の得意分野の場合には、たとえ女性に興味がない分野でも、その間違いを放置してはおきません。

 

男性は忍耐せずに、女性に接近するというわけです。

 

あとは、「融資と投資の違いはどのような点にあるのですか?」などと話題を拡大すればいいのです。

 

「単純に考えましょう。融資は借入だから返済義務がある。投資はギャンブル的な面があるから損害が出たら自己責任です」「了解!勉強になりました!」このような応答で、男性は女性に接近します。

 

言い換えると、女性の中で、男性の存在が大きくなっていくというわけです。

 

ただし、いつまでも技術的に、あるいは嘘をついて男性の気持ちを、自分のものにしたからといって、このような状態を継続すべきではありません。

 

いつまでも嘘の会話をしていたり、相手が関心を深めるような会話ばかりをしていると、忍耐する気持ちはイライラした気持ちに変わり、相手はストレスになる可能性があります。

 

というわけで、この方法は相手からの関心を引き寄せるときだけに使うべきです。

 

まずは、「相手を十分に観察することに全力を傾注すべきです。どんなに強力な心理誘導でも、相手を観察することが第一歩」です。