催眠のテクニックを恋愛に応用した実践マニュアル

パターン崩しという驚愕(きょうがく)催眠法

握手は欧米の代表的な挨拶で日常一般化されています。

 

欧米では、自分が相手に手を差し出すと、相手はごく自然に手を差し出します。

 

では、なぜ手で握手という行為が成立するのでしょうか?

 

これは握手という行為が、両者の心の中にパターンとして存在しているからです。

 

欧米の催眠術師は、このパターンを催眠誘導によく利用します。

 

たとえば、握手を要求するように手を差し伸べて、相手が手を差し出してきたら、すぐに反対と手で相手の手首を握り、胸の高さまで持ち上げて、「この手はもう動きません!」と強調します。

 

たったこれだけの行動でも、催眠術師が高名な人物であったり、被験者が催眠というものに集中していた場合には、催眠の効果を期待できます。

 

被験者は、握手をすると思って手を出しました。

 

ところが、予期に反して、一連のパターンが崩壊したわけですから、その先どうしていいか判断不能になり、その先を強調する言葉、言い換えると、暗示が入りやすくなるのです。

 

また、握手の終り際、手を離す直前に、相手の手を強く握ることでもパターンを崩すことができます。

 

このパターン崩しが、催眠術では「驚愕法」といわれる療法です。

 

このパターン崩しを使って、女性は男性の気持ちを自分のものにします。

 

まず、女性は、一連のパターンを男性の脳内に形成します。

 

一例として、日常標準語で会話している自分を相手の男性に印象づけます。

 

そして、標準語で話す自分を相手に印象づけたら、突如として方言を使います。

 

常日頃標準語を使う女性から、突如として方言が出てくるので、男性はビックリ仰天します。

 

また突如として出てきた方言は過去の歴史を語ることでもありますから、男性の気持ちは女性に急接近します。

 

たとえば、男性が大阪人であれば、「女性の関西弁は上品ですね〜」と言うかもしれません。

 

九州地方出身なら「自分は博多弁に弱いようだ」などと言うかもしれません。

 

しかし、この方法は、都会人は方言の知識が少ないので思うように使えません。

 

そこで、都会人は、敬語を使用して男性の脳内にパターンを形成します。

 

そして、デスマス調で女性が男性の脳内にパターンができた頃に、日常語いわゆる“タメグチ”を突然使います。

 

たとえば、ファミレスで「コーヒーのおかわりを入れてきましょうか?」などとさりげなく話します。

 

要するに、前例にとらわれずに、円満な夫婦や長く交際している彼女が使うようなタメグチで男性に話かけるのです。

 

この瞬間が大事です。「この女性は自分に心を許してくれた」という思いと同時に、男性も女性に心を許します。

 

驚愕法は、突如として男性の気持ちを高ぶらせます。