催眠のテクニックを恋愛に応用した実践マニュアル

イメージ・ボックスを考慮するとなぜパワフルなのか?

イメージ・ボックスを利用すると、なぜ強力なのか、少しばかり追加説明します。

 

主婦を対象ににしたある結婚相談所の調査です。結婚前に交際していた男性で、今でも印象に残っている男性の話をすると、大部分の主婦が「あの時の自分が一番キレイだった」とか「あの時が一番輝いていた」などと言います。

 

これは当然の話ですが、心理学上の投影と反射(イメージ・ボックス)観点から見た場合には、「気に入った男性と交際していたから輝いていたのではなく、最高の時の自分を見てくれた男性だから記憶に残っている存在である」と考えられます。

 

言い換えると、「交際している男性のイメージ・ボックスはアルバムと同一」というわけです。

 

男性の脳内に、「最高の時の写真を入れている感覚と同一で、手放せないものになる」わけです。

 

いうならば、主婦たちは、男性を記憶に残しているのではなく、自分の最高の時を記録した男性の中のイメージ・ボックスです。

 

顧客の中には、10年以上も前に別れた相手を今でも記憶に残している人がいなす。

 

しかし、愛についての脳内物質は3年以上分泌されることはありませんから、愛が継続いるとは考えられません。

 

それでは、「自分と縁を切った男性を恨んでいますか?」との問いに対しては、大部分の人が「別に恨んではいない」との答えです。

 

つまり、この顧客たちも、交際していた男性のイメージ・ボックスをアルバムのようにしているわけです。

 

「記憶に残っているのは、男性ではなく、男性の中の自分」です。

 

男性を引きずっている気持と縁を切るには、男性の脳内の印象と縁を切らなければなりません。

 

しかしそれは、自分の一部と縁を切るようなものです。

 

だからこそイメージ・ボックスを利用した心理誘導は強力と言えるのです。

 

もし、好意を寄せている人に嫌なところを何度も干渉されたら、気持はしだいに遠のいていきます。

 

つまり、「相手のイメージ像を大事にすると、相手も自分を大事にする」というわけです。

 

まず、「自分の良いところを相手に売り込むのではなく、相手の良い点を評価すべきである」ということです。

 

もし、初対面で、自分の良い点を思うように表現できなかったとしても、気を落とす必要はありません。

 

相手に良い評価を与えることができたら、自分を表現できたときの何倍もの利益があると言えます。