催眠のテクニックを恋愛に応用した実践マニュアル

どうして欠点に意識を向けさせるのか?

催眠術師のような職業人は、自らの言動に疑問を持たれないように周囲から信頼される必要があります。

 

そのための方法論として、相手の知らないことを指摘して、納得させ信頼を勝ち取ろうとします。

 

一事例として、催眠をかけるときの腕挙上(手が勝手に浮き上がるという暗示を与える方法)を開始するときなどです。

 

「腿(もも)の上に右手を置いてください。そして、その右手に意識を集中してください。そうすると、日ごろ気がつかなかったことにきづきます……。腿に触れている手の平が少しずつ温まってきませんか……。そのまま意識を継続していると、右手が徐々に軽くなります……。綿のようにフワフワと軽くなって浮き上がってきます……。どんどんと……。」

 

このような感触や感じや、血管の中を通る血液の感覚は最初からあります。

 

しかし、普段はきづかないだけで、指摘されたから気づいたというわけです。

 

言い換えると、きづかなければ、相手にとって何の意味もないということです。

 

このような事例を自分の経験から思い出す人がいるのではないでしょうか?

 

相手の男性の心中には、これから一女性の人物像が形成されます。

 

そのようなときに、欠点だけをアピールすると、変わったイメージ像ができてしまいます。

 

これは当然のことです。結論を急いではいけません。

 

恋愛の過程を楽しむことが大事です。「アバタもエクボ」とは、名言です。

 

恋愛中は欠点を含めて全てが好きになります。汚い男性の部屋を見て、「この人だらしないな〜」と思うかもしれません。

 

でも、その男性を好きになると、汚い部屋を掃除したくなることはあります。

 

好きになってから欠点を出すか、好きになる前に欠点を出すか、店と地ほどの差です。

 

アメリカのある心理学者の説によると、人間は、伝聞や面談の回数を重ねると、好印象が湧いてくるそうです。

 

たとえば、タレントを初めてテレビで見て、最初は印象がよくなかったのですが、回数を重ねているうちに好感がよくなってくることがあります。

 

このような現象を心理学では、「単純接触効果」と言います。

 

この女性のように、自分から相手の脳裏に自分自身を印象づける癖を持っていながら、「恋愛が不調」とため息をついている女性は少なからずいます。

 

欠点に目をつぶれと言っているのではありません。

 

相手のなかで自分のイメージができ上がっていないのに、相手の視点を自分の欠点に向けさせるのはすごく損です。